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マンダラチャートの欠点とは?WCMシートが良い理由!

マンダラチャートの欠点とは?

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「マンダラチャート」をご存じでしょうか?
9×9のマスに曼荼羅(マンダラ)のようにアイデアを記入していくフレームワークで、「マンダラート」や「オープンウィンドウ」とも呼ばれていますね。

アメリカで活躍中の大谷翔平選手が使用したことでも有名なマンダラチャートですが、実はデメリットも多いって知っていましたか?
この記事ではマンダラチャートのデメリットを洗い出すとともに、デメリットを補う新しいアイデアをご紹介します。

※「マンダラチャート」は一般社団法人マンダラチャート協会の登録商標です。

マンダラチャートのメリット

もちろんマンダラチャートにはいい点もあるので、まずはメリットからご紹介します。

一人でも手軽にできる

紙とペン、もしくはExcelがあればすぐにマンダラチャートを作ることができます。
また、記入するのは「体感強化」や「本を読む」など、簡単な単語でOK。TO DOリストの代わりにもなりますよ。

枠組みが決まっているのでやりやすい、見やすい

中心のマスに目標を書いたら、その周りのマスに目標達成のための手段などを記入していきます。
レイアウトや書き方で悩む必要がないので「取り急ぎ思考の整理をしたい!」といった場合に有効ですね。

マンダラチャートのデメリット

残念ながら、使い勝手の悪い点が目立ってしまうのも事実。
以下のようなデメリットが挙げられます。

枠組みが決まっているので、自由度が低い

メリットでも挙げた「枠組みが決まっている」ですが、デメリットにもなります。

マンダラチャートは全てのマスを埋めるのがルールですが、どうしても一つだけマスが埋まらないことがあるかもしれません。
その際に無理やりひねり出した項目は、本当に必要なものでしょうか?
数合わせのために不要な項目を書くことになってしまいます。

逆に、マスが足りないということもあるでしょう。
全て必要な項目なのに、マスが足りないせいで書けない…

そういった場合には、残念ながらマンダラチャートだけでは対処できません。

期限や数値など、深掘り設定が難しい

マンダラチャートでは「何をするか」を決めることができます。
しかし「いつまでに」「どのくらい」といった数値目標を決めるのには適していません。
また「どうやって」というような深掘りした内容にも不向きなので、そういったものは別に設定し直す必要があります。

そもそもやりたいことが分からないと、手も足も出ない

大谷選手は「8球団でドラフト1位指名」という目標がありましたが、あなたが目指すべき目標は何でしょうか?
答えがすぐに出てこない場合、マンダラチャートの活用は難しいかもしれません。

マンダラチャートはあくまで、これといった目標が決まっている場合に有効なのです。

よりおすすめな「WCMシート」とは?

マンダラチャートのデメリットを補えるフレームワークとしておすすめなのが「WCMシート」
次の項目を順番に掘り下げていくことで、マンダラチャートとは全く別の視点から、目標や目標達成のための手段を設定することができるのです。

W:Will(ほしいもの、なりたい自分)
C:Can(できること、克服したい課題)
M:Must(やらなければいけないこと)

このフレームワークを使うと、自分がやりたい「Will」、それを達成するための能力「Can」、そのためにやる仕事「Must」が見えてきます。
そして、この三つが重なる部分こそ、あなたのやりがいに直結しているのです。
この部分を見つけるためにWCMシートを用います。

オレコンでは「Will(やりたいこと)」「Can(できること)」「Must(そのためにやる仕事)」について記入し、スタッフ一人ひとりと相談して、スタッフの本当にやりたいことにつながる仕事を選べるようにしています。

自分のやりたいことにつながる仕事に取り組むことで、スタッフ自身の情熱や目標に向かって真摯に取り組めるようになるからこそ、会社の業績にもつながります。

※オレコンのWCMについて詳しく知りたい方は、下記をお読みください。具体的なWCMシートの作り方を知りたい方は、本文の続きを読みましょう。

WCMシートの作り方

使うものはExcelやWord、紙でも大丈夫です。
Will、Can、Mustの三つの項目に分けて、段階ごとに取り組んでください。
「Must」では「いつまでに」「どのくらい」といった数値も設定しておきましょう。

上司や先輩と話ながら作成すると、自分でも気づかなかった「Will」が見えてきますよ。
もちろん、一人で取り組んでもOKです。

なお、出来上がったものはそれで完成ではありません。
数ヵ月後に行動した結果を振り返ってみてください。
きっとなにか一つはほしいものが手に入っていたり、課題が新しく見えてきたり、変化があるはずです。

人は行動により変わり成長し続けるものなので、WCMシートには完璧も完成もありません。
定期的にブラッシュアップしていきましょう。

オレコンで使用しているWCMシートでは、まず下記の質問から始まります。
質問を順番に続け掘り下げていくことで、自分自身についての理解がより深まっていきます。
あなたなら、ここにどんなことを書きますか?

WCMシートのメリット

たくさんあるので、抜粋してご紹介します。

自分でも気づかなかった目標が見つかる

「目標もやりたいこともない」と思っていても、この方法を使うと意外と出てくるんです。
そのコツはとにかくたくさんの「Will」を出すことにあります。
お金や時間は気にせず、たくさん「Will」を書き出してみてくださいね。

多くても少なくてもいい

マンダラチャートにはマスの数という制限がありましたが、WCMシートには制限がありません。
少なすぎても、多すぎても、定期的にブラッシュアップしていくので問題ないのです。

「やりたいこと」を仕事にできる

一般的に仕事と言えば「Must」だけを指します。
WCMシートを活用し「Will」から考えていくと、Must=Willになります。
やりたいことを仕事にできるので、モチベーションが違いますよね。

コミュニケーションツールとしても優れている

一人で取り組んでもOKですが、上司や先輩と1on1形式で作成するのも非常におすすめです。
第三者がいることで、自分一人では気づかなかった本音が出てくるでしょう。
また、あなたが上司や先輩にあたる立場なら、相手との信頼関係がより築けるはずです。

WCMシートのデメリット

メリットの多いWCMシートにもデメリットがあるので、包み隠さずご紹介します。

時間がかかる

三段階に分けてじっくり取り組んでいくので、マンダラチャートより時間がかかってしまう場合があります。

少し恥ずかしい

「Will」が特に重要ですが、自分自身と向き合って赤裸々に書き出す必要があるので、一人で取り組んでいても少々恥ずかしいものがあります。
しかし、ここで本心を隠してしまうと「Must」を「本当のWill」につなげることができないので注意しましょう。

まとめ

マンダラチャートとWCMシートについて、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しました。

マンダラチャートは可視性に優れ、目標や目的がはっきりしている場合は手軽に活用できますね。
しかし、枠組みが決まっているため自由度が低く、使い勝手の悪い印象を受けます。

一方でWCMシートは、徹底的に自分自身を掘り下げるワークです。
普段意識することのないレベルまで自分と向き合うので、時間がかかってしまったり、恥ずかしくなってくるかもしれません。

ですが「やりたい仕事を、自分らしく」するための目標設定には、WCMシートがおすすめと言えるでしょう。

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