ナレッジマネジメントのメリット
一般的には、ナレッジマネジメントを行うことで、社員全体のスキルアップ・プロジェクトの改善・生産性アップ・教育コスト削減などにつながるメリットがあると言われています。
1990年代に日本発で提唱され、現在多くの企業で活用されているこのナレッジマネジメント。
その概要や手法、メリットについては広く紹介されていますが、実は失敗例やデメリットもあることも知っておかなければなりません。
ナレッジマネジメントのデメリット・落とし穴
海外サイトReferenceでは、ナレッジマネジメントのデメリットや不利な点について紹介されています。
(引用:reference:What Are the Disadvantages of Knowledge Management?)
ナレッジマネジメントは、社員同士の情報共有を活性化させる反面、社員と経営者側の方針や意図に差があると、正しい知識の共有ができず、結局経営者側としてはさらにコストがかかってしまうというケースが多数発生しているようです。
上記記事でも、ナレッジマネジメントによって実際に年に数十億ドルの損益を出した大企業が多数存在することがフォーブス誌に載ったと記載されています。
もうひとつの落とし穴は、ナレッジマネジメントで集めた情報を十分に活用できる企業戦略が欠けている場合に発生します。
情報共有されたものを有効活用できるシステムのないままただ情報を共有させるだけでは、その情報はまったく活用価値のないものになり、無駄なコストが発生する原因にしかならないというわけです。
まとめ
「ナレッジマネジメントは、ベテラン社員にとっては複雑で労力のかかるものであり、新人社員にとってはコストがかかりすぎるものである。
社員がナレッジマネジメントで正しい知識を共有することができなければ、会社や組織はこのシステムの利点を最大限活用することもできない。」
日本のメディアではその利点、メリットが多く紹介されているナレッジマネジメントですが、意外と簡単につまずいてしまう落とし穴が潜んでいます。
そして1歩間違えると大きな損失につながる場合もあるので、この記事を読んでデメリットを回避しながら、取り組んでみると良いかもしれません。