人材開発

リスキリングが失敗するのは、アンラーンがないから

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「できる人ほど、変われない」と感じたことはありませんか?

新しく入社してきた中堅社員が、なかなか現場に馴染めない。
意欲はあるし、過去の実績も十分。なのに、組織に溶け込めず、成果も出ない。

そんな経験をされたことはありませんか?

「この人、本来は優秀なはずなのに…」
そう感じる場面の背景には、知識不足やスキルの欠如ではなく、過去の成功体験が、アップデートを妨げているという現実があるかもしれません。

学び直す前に、思考を手放す

ビジネス環境の変化が激しい今、リスキリング(学び直し)の重要性がよく語られています。

しかしその前に必要なのが、「過去のやり方や価値観を手放す」プロセスです。

これまで通用してきた方法や考え方が、これからも有効とは限りません。にもかかわらず、人は成功体験に引っ張られがちです。

そのままでは、新しい知識やスキルがうまく機能しないこともあります。

アンラーン(unlearn)とは、これまでに身につけてきた知識やスキル、価値観を一度見直し、必要に応じて手放すことで、思考をリセットし、変化を受け入れる余白をつくる取り組みです。

東京大学大学院教授・柳川範之氏が語る、アンラーン支援に必要な視点

「過去の経験を一度抽象化し、再構築することが、学び直しの前提になる」そんなアンラーンの重要性について、東京大学大学院教授・柳川範之氏は指摘しています。

パーソルキャリアとの対談では、キャリアの転機にあるミドル・シニア層に対して、アンラーンを促すために有効とされるプロセスが紹介されています。

経験の棚卸し

これまでのキャリアで成果を出してきた取り組みを洗い出し、「なぜうまくいったのか」を言語化します。

思考習慣の可視化

自分が“当たり前”と感じていた判断基準や行動のクセを明確にしましょう。

対話を通じた再評価

異なる視点を持つ他者と対話しながら、それらの当たり前が今も本当に必要かを問い直します。
「なぜこのやり方なんですか?」という問いかけが、新しい気づきのきっかけになるのです。

こうしたプロセスを通じて、自分の思考の枠を広げ、変化に対して柔軟に向き合える土台を整えていきます

参考:パーソルキャリア:「アンラーン」でミドルシニア人材が活躍する場を作る。東京大学大学院教授・柳川範之氏インタビュー

アンラーンとリスキリングはセットで考えるべき

AIをはじめとするテクノロジーが急速に進化し、これまでの常識やルールが次々と塗り替えられる時代です。

こうした環境の中では、過去の成功体験にとらわれず、自分の考え方や行動を柔軟にアップデートできる人が強くなります。

まさに今こそ、アンラーンの力が問われている時代だといえるでしょう。

アンラーンは、リスキリングの土台となる重要なプロセスです。

新しい知識やスキルを学ぶ前に、まず思考を整えることで、学びの吸収力が大きく変わります。

学び直しを効果的に進めるためのステップや設計の考え方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

アンラーンはベテランだけの課題ではありません

アンラーンは、ミドル層やシニア層に限られた話ではありません。

たとえば若手であっても、「学校での優等生的な振る舞い」や「SNS的な瞬発力」に慣れた人が、職場でそのままの行動を続けてしまい、壁にぶつかることがあります。

つまり、「これまでの正解」が「今の不適合」になる場面は、誰にでも起こりうるのです

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これからの人材育成に必要な視点とは?

これからの人材マネジメントにおいては、「何ができるか?」というスキルの有無だけでなく、「どれだけ柔軟にやり方を変えられるか?」がますます重要になってきます。

言い換えれば、“学ぶ力”よりも“手放す力”を持った人材こそが、変化の時代に活躍できるのです。

そのために、研修や評価制度、育成設計のあらゆる場面で「まずは何をやめてもらうか?」という視点を取り入れることが、組織の進化を加速させるカギになります。

まとめ──変化に強い組織になるために

「研修制度は整っている」
「教育も毎年しっかり実施している」
それでも、なかなか変化が起きない。成果につながらない。

そんなときに必要なのは、新しいノウハウではなく、これまでの常識や思い込みを見直す時間かもしれません。

足す前に、整える。学ばせる前に、手放してもらう。

あなたの組織は、何から“アップデート”を始めますか?

 

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