働き方改革とは
①働き方改革した企業の具体例:パプアニューギニア海産
パプアニューギニア海産の働き方改革
フリースケジュール制の導入
大阪に拠点を置くパプアニューギニア海産は、従業員が自由に出勤日と時間を選べる「フリースケジュール制」を導入しています。
この制度ではシフト制度が廃止され、従業員は自分のライフスタイルや都合に合わせて勤務が可能です。
例えば子育て中の従業員は子どもの機嫌や天候に左右されることなく、自由に勤務の有無を決められるのです。
パプアニューギニア海産の働き方改革の結果
パプアニューギニア海産の代表、武藤北斗さんは「従業員は経済的な必要から働くため、フリースケジュール制にしても出勤を拒否する人が増えるわけではない」と語っています。
実際にこの制度を取り入れてから従業員の出勤率はむしろ向上し、モチベーションの高まりを感じていると答えています。
さらに従業員には自分の好きな仕事に集中する「嫌いな仕事をやってはいけない制度」も導入され、工場全体の作業効率と生産性が大幅に向上しました。
これらの改革は、離職率ゼロという驚異的な成果を生み出し、10年間で求人広告費用を一切かけずに全国から応募が殺到する状況を実現しています。
パプアニューギニア海産の取り組みは従業員一人ひとりのニーズに応えることが、結果として企業の生産性向上につながることを証明しています。